まずは月曜日(12/30)、これが1996年の古書店探訪納めとなりました。天気がとて もよく穏やかな午後、スーパーへ買い物に行くついでもあって、自転車で外出。賀茂 川の土手に出ると、のどかな日差しのもと、ユリカモメや鴨などがたくさんいました。 賀茂川を南下して、北大路橋のたもと、丸万書店へ。ほとんど何も買わずに一年が 過ぎたように思いますが、今回は毎日新聞社の《知における冒険》シリーズが定価の 1/3以下で大量に出ていました。かつて読んだもの買ったものもを除いて、橋爪大三郎 『冒険としての社会科学』、笠井潔『ユートピアの冒険』など4冊、これにつられて、 ヘルマン・ヘッセ『庭仕事の愉しみ』草思社も購入。定価の25%オフと安くなかった のですが、ついでだと思って買ってしまいました。この「ついで買い」で、私はかな り散財する傾向があります。この『庭仕事の愉しみ』は、以前読んだ時、わりと気に 入ったので、手元に置いておきたいと思ったのですが、だからといって、どうしても 手元に置いておきたいと思ったほどでもなかったのでした。
丸万書店では、相変わらず、独文文庫版シェリング全集を7000円ほどで売っていま したが、お買い得かもしれないと思いながらも、今回も購入せず。読まなくても、資 料性は高い本なので、お金があれば買っておいてもいい本かもしれませんが、今さら ドイツ観念論もないだろうというという気も強く、購入はとりやめにしました。この 丸万書店、いつの間にか、ユリカモメ保護基金などもやっているようです。
次ぎは、丸万書店の後の定版コースでもある吉田文庫へ。この前、買い忘れた本を 思い出したためでもありますが、案の定、もう売れてしまった本もありましたが、残 っていたものもありました。そういったものなど若干購入。例えば、荒木経惟の写真 集『京都白情』新潮社、どこかニヒリスティックで好きな写真家の一冊です。今まで 写真集は、ほとんど見ることもなければ、購入しない分野でしたが、今後は、藤原信 也とならんで、この荒木経惟を蒐集していこうかと思っています。
最後は、西北書店。北大路通りに戻ってきてからの初めての訪問です。何年か前、 岡崎の川端二条東に移転後、店を閉じていましたが、岡崎の店は残したままで、復活 したようです。岡崎の店には、かなり本がありましたが、こちらは、入り口から店の 半分にはカーテンが降ろされていましたが、店舗の中も半分だけで営業し、めぼしい 本は何もなしという状況でした。私にとっては買いたい本がないというより、誰にと っても買いたい本は置いていないというか、よく判らない品揃えです。といっても、 見る人が見れば、これは凄い品揃えだと驚嘆するのかもしれませんが、少なくとも私 には、人ごとながら、何のために店を開けておられるのかわからない気がしました。
そうして、この日の古書店散策は終了し、1996年も幕を閉じたのでした。新年は家 にいることが多く、元旦の墓参りを除いて、全く外出しないで過ごしました。蔵書登 録や蔵書の整理は、なかなかはかどりませんでしたが、パソ通にはかなり入れこみ、 なかなか楽しい毎日でした。
BOOK OFF橿原店での収穫のうち、100円で買ったものでは、城市郎『発禁本』福武 文庫が一番の収穫でしょうか。発禁本のリスト&解説のような本ですが、なかなか 面白く読みました。いしいひさいち『どたばたぱぁティー』双葉社も、私にとって は見つけものです。さくらももこのエッセイ『たいのおかしら』など、どこでもよ く見る一昔前の流行本なども100円で購入しました。この他では、「生活の世界歴史 」シリーズ『インドの顔』河出書房新社、『ギリシャ・ローマ神話』岩波文庫など、 半額の文庫などを少々。200円分のサービス券を持っていたので、2200円ジャストを 目指して、本を漁りました。サービス券発行は1000円単位ですので、最近なるべく端 数が出ないように気をつけています。あと、シングルCDの100円均一のコーナーで、 森田童子の「ぼくたちの失敗」があり、これもついでに購入することにしました。 野島伸司脚本でTBS系のドラマ「高校教師」というのがありましたが、関西ではその 再放送をやっていたので、つい欲しくなったという感じでした。橿原店でも、それな りの収穫があり、なかなか良い感じのうちに、家路へと急ぎました。
この週は、火曜日以外、古書店はいうに及ばず、新刊書店にもまったく行かずに、 一週間は終わりました。