個人主義は、アナーキズムのようなある一つの政治的および社会的教義のごとく、 一時的な、また人工的な性格のものではない。 その永続性の理由は、社会的であるより、もしろ心理的な理法によるものだからである。 ……
個人主義は、人間の感性の恒久的な、かつ不滅な一つの型として存続し、 また社会が持続するごとく個人主義も持続するであろう。
パラントいう個人主義は、あくまでも、個人のあり方であるのに対して、 アナーキズムは、マルクス主義とならぶ、政治・経済理論であり、社会運動なのです。 もし、アナーキズムが、個人のあり方として、また思想として洗練されるのならば、 個人主義へとつながる可能性は残されていますが、 社会運動にとどまる限りはそのような可能性は残っていないのかもしれません。