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娯楽にふける人間は、日々悪徳に溺れ、
悲しみと後悔の行為を積み重ねていた。
労働に励む人間は、労働に必要な生命力を維持するパンのために、
日々の格闘のうちに自分の力を使い果たし、
日々の悲しみの円環の中に生き、
ただ働くために生き、ただ生きるために働き、
毎日のパンが、うんざりする生活の唯一の目的であり、
うんざりする生活が日々のパンの唯一の動機となっているかのようであった。
このことは、私の王国であったあの島で過ごした生活を思い起こさせた。
そこでは、より多くの穀物を作ろうと苦しまされることはなかったが、
それは私が必要としなかったからであり、
多くのヤギを飼おうと悩むことがなかったが、
それは多くのヤギが必要でなかったからであり、
お金はかび臭くなるまで引き出しに放置され、
20年間、人目につかずにほっておかれた。
(『ロビンソン・クルーソー』第二部)