旅の手紙 タイ、インド、ネパール 1992年


混沌の近代都市 カルカッタ

 ヴァラナシからカルカッタへは一等寝台車にしたのですが、車両はボロボロで、乗 り心地は二等車とほとんど同じでした。その上、荷物を取られかけたり、不審な男に しつこく話しかけられたりして、最悪でした。インドの鉄道には、エアコンクラスと いう、いわば特等にあたる車両もあるので、一等だからといって、客層がそんなにい いわけではないようです。また、午前8時過ぎ到着の予定が、午後1時前着となって しまいましたが、列車の遅延には等級差はありません。

 カルカッタは、デリー以上に都会的な感じで、古い建物や大きな公園など、なんと なくロンドンに似ている気がします。人力車がいたりしますが、車も多く、地下鉄が あったり、二階建てバスも走っていて、ずっとひらけている感じがします。市内の公 園の一角にはレーニンの像がたち、共産党の旗やスローガンもあちこちで見かけ、デ モや集会に出くわすこともあります。ここには変わろうとするインドの姿があるのか もしれません。

 カルカッタにはしばらく滞在していましたが、明日カトマンズへと向かいます。当 初はバスを使う予定だったのですが、かなりハードなようなので、飛行機で行くこと にしました。バスの十倍位の値段のようですが、条件が良ければヒマラヤの山々が見 えるようなので、片道七十二ドル(約一万円)で切符を購入しました。風邪をひいた り、お腹をこわしたりといった体力面のことだけでなく、精神的にも疲れてしまい、 もはや庶民的な乗り物に乗る気はしなくなりました。  (カルカッタ I・M 92.3)


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