先週の古書店散策 (1996年11月 前半) by 散人
[96/11/09] 京都古書研古書市
火曜日に最終日を迎えた百万遍の古書市ですが、期待の五百円袋売りはなく、寂しく終わりました。今回は共通の百円均一コーナーがなく、各店ごとの売り場が中心でしたが、その分、本の質は例年よりもよかった気がします。入札コーナーは、例年通りでしょうか……。岩波旧版『荷風全集』一部欠けているもの、全巻揃のものも、ともに1万円の最低落札価格がついていましたが、いくらで落札されたかは不明です。相場の売り値は\25K前後だと思いますが、8月の『古書通信』に\15Kというのがあったので、弱気になっているのかもしれません。岩波『アリストテレス全集』\48Kも売れてしまったようです。私の収穫の方は、雨降りが多かったためか、百円本ばかりを少々。萩書房、キクオ書房、赤尾照文堂にて、11冊。とりたてたものはありませんでした。
萩書房で貰った目録のコラムには、niftyのことも出ており、京都の古書店の有志が、「本と雑誌のフォーラム」5番会議室に古書情報を流しているが、反応はいまいちとか。私自身、見たことがありませんが、どなたかご覧になった方はおれるでしょうか……?
課金が高いnifty、今までもフォーラムに書き込みをすることもROMすることもほとんどありませんでしたが、どんなものなのでしょうね……。以前PCVANでは入会当初は色々なSIG(フォーラム)に書き込んだりROMしたりしてましたが、多量の情報の中から自分の好みのものに出合うことが少ないので、いつしかほとんどやめています。そういった中niftyには知人とのメール交換とBBSの「売ります買います」目当てに入会し、今日にいたっていますが、二年くらい前にHP&PATIOの存在を知り、その面白さにはすっかりはまっています。
[96/11/09] 10月蒐集成果
ところで、クレインさんは、蔵書登録件数が11234冊になったそうですが、当方は、11月3日現在で3229件となっています。旧蔵本の登録を除いて、10月購入の書籍を検索すると82冊。うち一冊は重複して購入したことが判明しました。
訪問しても何も買わない古書店散策もありましたが、購入古書店を蔵書登録から参照すれば、10/4京都福田屋、10/9大阪難波古書街、10/15京都下鴨ブックマート、10/16奈良BOOK OFF生駒店、京都木津山城書店、BOOK OFF宇治大久保店、10/19信州松本細田書店(郵送)、10/23東大阪市ブックラブ、鴻池新田マリア書房、10/25BOOK OFF大津石山店、10/28大和郡山市ブックス245、10/30BOOK OFF堅田店といったところでしょうか……。10月といえば、暑くもなく寒くもない季節柄、あちこち出かけたようです。
本の内容についてはもう既に書いたものもありますので省略しますが、購入価格は、定価で見れば総計68085円のところを、28010円で購入した模様です。最高1800円、最低100円、格安本中心で、とりたてた逸品はありませんが、まずまずの収穫でした。
[96/11/12] 先週の古書店散策
月曜日。振り替え休日。京都古書研究会の古本市へ。各店舗や入札コーナーなど、いろいろ物色。毎回思うのは、やはり屋外会場のためか、質はいまいち。値段も安くはない。萩書房、キクオ書店の百円均一コーナーにて、6冊購入のみ。天気のよい暖かな一日でした。
火曜日。古書市最終日。初日から雨に見舞われた今回の古書市、最終日も小雨がぱらつき、しかも期待の500円袋売りはなく、最悪でした。知恩寺本堂裏の屋内会場へ入ってみましたが、お寺中庭はなかなか落ち着いた風情があったものの、出品はいまいち趣味があわない感じでした。赤尾照文堂の百円均一にて7冊購入。
水曜日。大阪駅前ビルの古書街へ。第一ビル1F、第三ビル地下2Fなどを散策。第一ビルの土田書店にて、増田みず子『妖春記』(\1600→\800)のみ。この作家の小説本、なんとなく集めています。
木曜日。まずは中津の梁山泊を振り出しに、阪急梅田の河童横丁古書街へ。収穫はなし。阪急東中通り阪急東書房へ足を伸ばすと、バダイユ解説本など単行本数冊。なかなかの収穫でした。今回は、末広書店と最近オープンしたまんだらけ大阪店はパスして、東通り商店街に入る。定番の「兄ちゃんええ娘おるでぇ〜」という客引きの誘惑を振りきり、以前、貝塚さんが書いておられた「古書ゆうぶん」を探す。電話帳にて住所を控えて、だいたいの目星を付けていたこともあり、すぐに見つかり、一安心。場所に似合わず、とてもいい古書店でした。なんとなく欲しくなった単行本3冊購入。本当に良い古書店を教えていただいた気がします。
[96/11/18] 先週の古書店散策
京都古書研究会古書市(11/1-11/5)開けの週のためか、収穫の少ない一週間でした。蔵書データベースへの11月購入図書の登録も滞っています。この登録作業、かなりペースにムラがあると、我ながら思えてきます。
それはともかく、まずは日曜日(11/10)。珍しくチャリティー古本市へ。最近、このホームパーティでも、色々話題になっていましたので、新聞の催しもの欄をチェックしておりましたら、運良く見つけることが出来ました。
会場は、京都外国語大学近くにある京都ファミリーというスーパー&テナントのショッピングセンター。ここに行くこと自体、初めてでした。主催団体はどこだったか覚えていませんが、京都新聞社が後援とのこと。文庫本と漫画が中心で、それぞれ100円と50円均一、単行本は100円から200円。最終日だったためか、ろくな物は残っていません。とはいえ、もう少し値段が安いのなら、買っても良いかなと思う本もあり、夕方の終了時間前に、値引きセールでもやらないかと出直すことにしました。チャリティーといっても、スーパーの会場を借りていますので、かなり営利的な色彩が強かったのかもしれません。
夕方の終了間際、再び訪れましたが、期待の値引きなどはなく残念。(;_;) 特に欲しい本はなかったのですが、せっかくですので何か買おうと、福武文庫、河出文庫の美本で定価の高そうなのを適当に漁ってきました。ルソー『エミール 上』岩波文庫、以前買ったことがあるような気もするのですが、1994年発行の超美本のため、購入。帰宅後、蔵書データベースを検索しても見つからなかったので、買って正解だったのかもしれません。(でも、確か以前に買ったことがあるような気がするのですが、記憶もあやふやだし、一度登録しても、間違って上書きしてしまうこともあり、未整理図書として、どこかに紛れているのかもしれません。)
火曜日。出町柳、コミックショック。文庫と漫画中心の新しい店。収穫はなし。
木曜日。河原町今出川の今村書店。品揃えは豊富で、欲しいもの色々ありましたが、値段も張るので未購入。今回は、この近辺の他の古書店には行かず。
金曜日。伏見桃山のフレンズ書店。ここも文庫と漫画が中心の新しい古書店。二度目の訪問でしたが、今回は収穫なし。
土曜日。再び、鯖街道(国道367号線)を走って、今回は小浜まで。秋も深まり、気温
も低いので、自動車にて。比良山系の奥深い谷間の旧街道、紅葉がとても綺麗でした。
小浜では国道27号線沿いにブックス小浜という古書店発見。文具やビデオなども売っ
ている大きな店でしたが、漫画&アダルトが専門のようで収穫はなし。日本海を眺め
て、帰路につきました。帰りは国道162号線。京都郊外の高雄では、紅葉見物の観光客
のため、大渋滞に捲き込まれて、往生しました。
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