家に帰ると、OYAGIさんよりの書籍小包。この前の蔵書処分目録から注文した本で
した。一般古書店の目録販売に比べれば、格安、良心的な値段設定で、感謝の念が絶
えません。なかでも、雑誌「imago」の「エロスとタナトス」特集号は、前から欲し
いと思っていたもので、とても有り難いと思っています。タナトス(死への欲動)と
いう観念は、私が非常に興味を持ちつづけているテーマでして、これ関連の図書は、
重点購入図書といったところです。
とは言うものの、ではどうして、新刊で買わなかったかといいますと、例えば、「
現代思想」などにしてもそうなのですが、こういう雑誌、欲しいと思いながらも、毎
号すべてを読むわけでもなく、また、興味ある特集であったとしても、コピーをとる
方が、値段的にも安い場合は、購入を手控えることにしています。例えば、この
「imago」、270ページほどですが、コピーだと135枚分、セルフの5円コピーで、すべ
てコピーしたとしても、675円です。全文をコピーすることは、著作権法に触れるそう
ですし、何よりもかさばって邪魔になりますので、関連分野を厳選して、コピーする
ことにすれば、費用は安くつきますし、記事の整理にも役立ちます。ということで、
非常に興味のある特集の場合は全文コピーを想定し、あと、1/2コピーした場合、1/3
の場合、1/4の場合と、興味の度合によって、コピー枚数を想定して、その費用によっ
て、その本を購入するか否かを決定しています。この手の雑誌、古書店によって、か
なり高額な値段設定をする場合、定価程度で売る場合、半額程度で売る場合、二三百
円以下で売る場合と、実に様々ですが、定価程度以下で売る店は良心的、二三百円で
売る店は超良心的という気がします。この観点から見れば、小谷木さんの値段設定は、
超良心的だったということになりますが、もし、古書店に持っていけば、厳しく買い
叩かれる可能性大ですので、愛書家同志の蔵書交換会の意義は高いのだろうと思われ
ました。
木曜日、京都府立図書館。この前、参考調査を依頼していた本が入ったとの連絡が あり、引き取りに行きました。今回は、とても丁寧な対応をする館員の方で、感謝の 念が絶えません。この京都府立図書館、建物の老朽化が激しく、予算面でもかなり不 幸な現状がありますが、京都には、革新府政時代に作られた京都府立総合資料館とい う府庁内部の所属が違うだけで、ほとんど図書館と同じものがあり、そちらの方が充 実しているので、移転、統合など、色々問題になっているようです。といっても、ど ちらも中途半端で、大阪府立図書館に比べれば、まったく足もとにも及ばない感じで す。超傲慢図書館員の含有率は、ここ10年ほどでかなり改善されてはきていますが、 どちらもまだ高いといえるかもしれません。図書館員の愛想だけは良い京都市立図書 館は、第三セクター方式と聞きますが、蔵書数がまだまだという感じです。京都市は、 各地に小さな図書館の建設を進めていますが、地元老人や小中学生には便利でも、あ りきたりの本しか置かないのならば、学校の図書室と大して変わらないようなそんな 気がします。そんな小さな図書館を各地に作るくらいなら、小中学校、高校、大学の 図書館の一般への公開や、もっと予算を集中して蔵書数の豊かな中央図書館をつくっ て欲しいものだとつくづく思われます。学校の図書館にしても、一般市民への公開が 軌道に乗れば、専門職員の配置や予算増額など、きっと市民の理解が得やすくなるよ うに思われるのですが、図書館職員の方は如何がお考えでしょうか? ご意見お聞か せ願えれば幸いです。
午後からは、大阪府下に出向き、その足で近鉄日本橋へ。日本橋古書センター3店舗 を見てから、難波へと歩きました。難波は、大阪球場古書街の各店舗をくまな く見て歩きましたが、目を引くものはなし。丸富書店では、朝日美術館のシリ ーズが売れ残っていました。この前からずっと気になっているのですが、少しづつ売 れてはいるようです。今回は、『フリードリヒ』と『クレー』の他、『ジヨット』『グ リューネヴァルト』の計4冊を購入しました。グリューネバルトなど、とりたてて興味 があった訳ではありませんが、なんとなく買ってしまった感じです。家に帰って見て みると、かなりサディスティックな宗教画で、なかなかいい買い物だったようです。 お気に入りのフリードリヒは、9月以来、同じ本をここで3冊買ったことになります。 クレーは2冊目ですが、知人への進呈用にするか、予備として保存するか、切り抜きに するか考案中です。
木曜日、京都近鉄百貨店の古書市。初めての訪問でした。閉店近かったた めか、平台などかなり隙間が出ており、売れ残りの落ち穂拾いの様相を呈していまし た。値段は、出品店によってかなり差があるように思われます。アップル書店の出品 で、金子武蔵『キェルケゴールからサルトルへ』など200円均一、ベンジャミン・ホフ 『タオのプーさん』は500円、その他若干。近鉄の商品券があったので購入すること にしました。
金曜日、京都のBOOK OFF堀川五条店。久々の訪問でした。均一コーナーは 相変わらず品薄ですが、半額の文庫で若干の買い物。宮脇俊三『椰子が笑う 汽車は 行く』、東南アジアの鉄道紀行ですが、台湾、タイ、マレーシアなど、私が乗車した 区間もあり、なかなか楽しい一冊でした。あと、最近HPで話題の出久根達郎氏のも の数冊、なかなかいい買い物でした。
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