極めて私的な近況・雑感のページ

〜 Nickey House of a Hermitage 〜

「後の観ん者、我と志を同じくせば、隠すことなからん。
吾を知らざる者は、これを見るべからず。」
(前中書王「池亭記」『本朝文粋』)


 

久しぶりの更新となりました。 三月になってから、昨年一年を振り返るのも変なのですが、 一年一年、月日のたつのが早く感じられ、 毎度のことながら、何もせぬ間に一年が過ぎ去ってしまったと感じたりもします。 とは言え、日々、何かが起こり、何かが終わり、 昨日とは違う今日、今日とは違う明日が、流れていっています。

つい先日、昨春より面倒を見ていた遠縁の老人が亡くなり、 その残務処理に追われたりしていました。 直接の当事者ではなかったものの、介護・入院・葬儀など、私にとっては、初めての出来事も多く、 また、明治生まれ最後の血縁者ということで、貴重な体験であったという気がしています。

火葬場で焼き上がった小さな遺骨を見ると、 改めて人間の一生を象徴するような、虚しさを感じるのですが、 悠々自適の生活から、要介護の身となったものの、 一年を待たずして、大往生を遂げたということは、 やはり理想的な晩年であったように思われます。 山荘で暮らしながら、世界各地を旅したり、絵画の制作や収集、庭いじりその他の趣味の数々、 性格や趣味趣向などの点で、所々に類似点を発見し、自分のルーツの一端を見た思いもしました。 (01/3/12)


しばらく、改訂を忘れているうちに夏になりました。 やはり日射しが強いと、遠出をするのが憚られますが、 時々、近場の海や山へと出かけるようにしています。 海と言っても泳ぐわけではなく、山と言っても登るわけでもなく、 気分転換にバイクを走らせています。 もう夏休みの季節になったようで、国道を自転車で旅する人、 徒歩で旅する人の姿を見かけるようになりました。 こういうのを見ると、どっかに行きたいなという気がしてきます。 暑いわ、トラックの排気ガスまみれになるわで、 そんなに快適なものではありませんが、 風景を眺めながら、ひたすら歩いて、ぼんやりと、色々なものごとを考えたり、 それだけのことが、なぜか楽しいというのが不思議ではあります。 親を撲殺して、自転車で逃げた少年にしても、 わくわくしながら、北へ向かって走っていたのかもしれないと、思ったりしています。

昨年以来、株が生活の中心になりつつありますが、 株主総会へ行ったり、信用取引を開始したりと、新しい経験が続いています。 株にしても、大きなことを決める時は、 ぶらぶらしながら考えたことをもとにすることが多いのですが、 私にとってはこういう時間が一番貴重な気がしています。 畑仕事をする時間も、ぶらぶらする時と同じで、 色々な思考をまとめるには最適だという気がしています。 畑の方は、今年はナメクジが少なくなり、喜んでいます。 またそのうちに、最近の出来事などをまとめて書いておきたいような気がしています。  (00/7/29)


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完全な確信を持っていることに身を捧げる人は決していない。 明日もきっと太陽が昇ると、熱狂的に騒ぎ立てる人はいないはずである。 それは誰もがよく知っていることである。 政治的あるいは宗教的信条に、そしてまたその他の教義や目的に熱狂的に身を捧げるのは、 絶えずそれらに疑問を感じているからなのである。 ( Robert Pirsig, Zen and the art of Mortorcycle Maintenance )
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