〜 Nickey House of a Hermitage 〜
5月となり、日射しもまぶしく感じられますが、 麦茶、麦茶、ネオ麦茶〜、香りかおる麦茶〜の季節も近いのかもしれません。 昨年からの値がさ株乱舞の時代、伊藤園のことが気になり、 色々なメーカーのお茶を飲み比べてみましたが、 スーパーのブランドも含めて、どこもそれなりのものであり、 お茶飲料そのもの違いよりも、販売や経営によって、 収益も変わってくるのだろうと改めて思ったりしました。 とちゅう茶で日立造船の株が乱舞したこともあるそうですが、 どこかの会社が、仮にネオ麦茶という新ブランドを発売しても、 それが材料となるか否かは、ネオ麦茶の味や効用そのものよりも、 それが人々、まずは経済記者やアナリストなどに、どう受け取られるか、 もしくは、どう解釈されるかによるところが多いように思ったりしています。
それはともかく、持ち合い解消売りにおされた3月に仕込んだ銘柄が戻し、 それなりに利食いが行えました。長期保有で行こうと思いつつも、 住金、大阪ガス、戸田建設など、それぞれ、絶好の安値で仕込んだものの、 ちょっと値を戻すと、売り急いでしまって、後悔の連続でもあります。 昨年から持ち続けていたグンゼですが、 こちらもやっと売り抜けることが出来たものの、 現在は揉み合いが続いていますが、強気の買い推奨を継続している外資もあるようで、 これから大相場が始まれば、これまた惜しいことをしたと思ってしまうのかもしれません。
現在、一番の大相場の到来を予感させられるのが大日本スクリーンですが、 12/29に586円で買い、1/31に672円で売り、2/17に610円で買い、3/31に710円で売り、 そして、4/17の暴落局面で665円で買い、4/24に737円で売ると、3度の利食いに成功したものの、 12/29に買って、現在も持ち続けていたとしたら、こまめに売買した以上の利益が生じていますので、 まったくの無駄な努力だったようでもあります。 それにもし、4桁乗せの大相場が到来したとすれば、慌てる乞食にもらいは少ないということになるのかもしれませんが、 それなりの利益は出ていますので、売買を繰り返して楽しめたと思えば、 少々儲けが少なくなったとしても、仕方がないようにも思っています。
こうして利が乗り出すに連れて、 パフォーマンスの悪い銘柄を長期で保有するよりも、 もっと銘柄を動かして利をとりたいと思うようになり、 長期で保有するつもりでいた京阪・阪急ですが、 損切りしてしまうことにしました。 当初は、いつかは含み資産が評価され、不動産株などとともに見直されることもあるだろうと思っていたのですが、 最悪の場合、1970年代の水準にまで落ち込む危険性も感じますし、 何よりも、枚方パーク、宝塚ファミリーランドといった株主優待券が、100円〜150円でしか売れなかったことに大きなショックを受け、 なんだか馬鹿らしくなり、売ってしまうことにしました。 その後、東急に材料が出て乱舞しましたが、阪急・京阪は相変わらずで、 今のところはホッとしています。
君、売り急ぐ事なかれ。なぜ、売り急ぐのか? 株価が物理的にどれくらいで売れるのか確かめたかったとか、 足の裏を観察すると売りサインが出ていたとか、 小さな妖精が頭の中で囁いた……なんてことになれば、 チャートも、テクニカルも糞食らえ、 ソロスがナンボのもんじゃいということで、 まさに相場の神様ということでしょうか……。 (5/14)
[註記・お願い・連絡先]