奥の細道
象潟や雨に西施がねぶの花
 実際の象潟の情景を知らないのであるが、
「南に鳥海、天をささへ、その陰うつりて江にあり」……、という遠景よりも、
雨に濡れる合歓の花からイメージが広がる。
合歓の花は、可憐ではあっても、決して艶やかな花ではない。
「象潟はうらむがごとし。寂しさに悲しみをくはへて、地勢魂を悩ますに似たり」
と言われる象潟とどこかマッチしているように思われる。

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