格安旅行術


Q:どうしたら旅の資金はたまるでしょうか?


先立つものと言われるお金についてですが、 質問を頂いたので、恥の上塗りついでに書いておくことにいたします。 お金を貯めようとする場合、常識的に考えれば、 たくさん稼いで、なるべく使わないようにするのが一番であるということは自明の事実でしょうが、 なかなか実践するのは難しいところです。 世の中には、たくさん稼ぐことに喜びを見出し、また、蓄財の喜びを堪能する方もおられますが、 人情の常として、たくさん稼げば、たくさん使いたくなったり、 また、たくさんお金を使うことが、たくさんの稼ぎにつながることも多いので、 なかなかお金が貯まることがありません。 それにたくさん稼ぐには、それなりの労力と時間を費やすことになり、 自分の身の回りのことをするゆとりがなくなってしまいます。 そこで、私が基本としていることは、たくさん稼ぐことよりも、なるべく使わないようにすることです。 節約というものは、人からとやかく言われると、非常にうっとおしいものですが、 自らが合目的性を追求する観点から、その世界を探求すればこれほど楽しいことはありません。 自分のために、自分の知恵をしぼって、工夫を凝らし、それが自分の成果につながるのです。

汗水流せば、冷たいものが飲みたくなりますし、 寒空の中、刻苦勉励に努めれば、熱燗で一杯いきたいという妄想も膨らむこともあります。 それは邪心であり、転落の始まりです。 千里の道も一歩から、一円を笑うものは1980円に泣くと言われるように、 千里馬を夢見ていてもなかなか事は始まりません。 100円の缶コーヒー一本が転落につながります。 どこかで水道水を飲めばただですし、家でお茶を入れてもほんの数円の出費で済みます。

世間の人々の話を聞けば、冠婚葬祭や「飲み会」などに費やすお金や時間も莫大なようです。 そういった社交に生き甲斐を感じている人は別として、なんだか無駄の最骨頂と言う気がします。 私の場合は、よほどの義理や好奇心の惹かれるものを除けば、 ほとんど参加することはありませんが、 行って良かったと思うこともあれば、損したと思うこともありますので、 厳選に厳選を重ねることです。 例えば、小学校や中高時代の同窓会など、懐かしさを味わうこと以外は、 いまさら行っても仕方がないというようなものは、もちろん行ったことはありませんが、 今までこういったものにすべて参加していたとすれば、おそらく十万円以上の出費となります。 10万円などはした金だと思う方もおられるでしょうが、 欧州までの往復航空券が買える金額ですし、ガソリンならば1000リットル、燃費の悪いバイクでも3万キロは走れます。

衣食住それぞれ節約に節約を重ねていけば、エンゲル係数が高まりますが、 そうなれば如何に食事代を節約するかということが大きな問題点となってきます。 そこで肝に銘じておかねばならないのは、外食は人件費を食べているようなものだということです。 例えば、大学生協と言えども例外ではありませんが、 すべてを自分で作るとなればこれまた多大な労力が必要ですので、 労力の量を見極めて上手に活用することです。 例えば、白飯を炊くことはたいした手間はかかりませんし、 野菜サラダなどを作ることもたいした手間はかかりません。 そういうものは、生協なら自分で持ち込んで食べても一向に差し障りはありません。 これだけでもかなりの出費を押さえることが出来ます。


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