今までで一番馬鹿らしいと思ったのは、 一時期、フランスが短期の観光でもビザの取得を義務づけた時がありましたが、 その時は、傲慢な大使館員のうるさい指図を聞きながら、 東京の大使館前で長い行列にならばされて、本当に不愉快かつ面倒な思いをしました。 (大阪には領事部があったと思いますが、当時私は関東甲信越地方に住んでいました。) それとかつてウィーンでチェコスロバキア(当時)のビザをとるのに、長時間ならばされたあげく、 途中で受付が終了して、翌日もう一度ならぶ羽目になったことがありました。 みんな相当怒りをぶちまけていましたが、官僚的な係官は、時間が来たと言って、さっさと門を閉ざしてしまいました。 二度とチェコスロバキアには行かない!と怒鳴り散らしていた人もいましたから、 みんなかなり不愉快に思っていたのでしょう。 これほどの時間の損失というか、無駄骨はありませんので、時間にはかなり余裕を持って行動した方が良かったと悔やまれます。
取得にかかる費用と日数も、同じ国であっても、 大使館の所在地によって、発行までの所用日数や、費用が大きく異なることがあります。 例えば、少し古い例ですが、ハンガリーのビザの場合ですと、 1987年当時、東京のハンガリー大使館ですと、ビザは申請の3日後に発行され、 2300円の費用がかかるとのことでしたが、 ベオグラードにあるハンガリー大使館だと、その場ですぐにビザのスタンプを押してくれ、費用もわずか10ドル(1500円ほど)ですみました。 その後の資料(1990年)によれば、東京でのビザの発行費用は3500円で、申請の翌日発行されるようになったそうですが、 翌々年(1989年)、ロンドンでハンガリーのビザを取得したときは12ポンド(約2700円)、 また、ウィーンでは、200シリング(2000円弱)で、それぞれその場で発行してくれました。
ロンドンは、世界各国の大使館が揃っており、ビザをとるには便利な国だといわれていますし、 ウィーンは東欧圏への玄関口として、そちら方面のビザをとるのに便利です。 また、アジアでは、バンコクは、ディスカウントチケットのメッカであると同時に、 ここで、各国のビザを揃える人も多いようです。 宿代や交通費などを考えますと、東京へ行ってビザを取得するよりも、 こういったところでビザをとる方が、便利ですし、なかなか貴重な思い出にもなります。 最近では、カトマンズで、インドのトランジットビザを取得しましたが、 対応も親切で、値段も安かっし、散歩がてらに出かけられましたので、 なかなかよかったと思っています。 かつて、インドのビザは神戸の領事館(現在は大阪へ移転)で取得しましたが、 受付にいた日本人の30歳前後の係員の非常に傲慢な対応が相当頭に来たのを今でも鮮明に覚えています。 この手の体験は、たまたまのことである可能性もありますし、 また、どこででもあり得ることとは言え、同様の体験をされた方も相当数おられるようです。
あと、国外でビザを取得しようとするとき注意しなければならないのは、 その国で住んでいる人以外は受けつかないといわれる場合があることです。 現在どうなっているのか知りませんが、 バンコクのインド大使館では、一時期1ヶ月以上の観光ビザの発行をかなり出し渋っていたようです。 発給を拒否されたといって怒っていた人が何人かいたのですが、 それと同時期に、どういう訳かビザを取得できた人もいて、 いったいどういう基準があるのか、今もって不思議に思っています。